季節を感じる行事~秋のお月見編~
季節の移り変わりは様々なもので感じることができますよね。
旬の食材や季節のお花、気温や空気の変化など四季を感じる要素は様々です。
その中のひとつに、日本特有の季節ごとの行事があります。
春には節句、夏にはお盆…などなど。
秋には十五夜のお月見なんていかがでしょうか?
秋風やお供えもので秋を感じながらお月様を眺めてゆっくり過ごすのもちょっとした贅沢です。
十五夜とは?
十五夜とは旧暦の8月15日の夜とされています。満月が見られる頃で、「中秋の名月」と言われたりもします。
諸説ありますが、1年の中で一番空気が澄み渡り明るく美しい月が見えるとされているため、平安時代から観月の宴が開催され、江戸時代からは収穫祭として広く親しまれるようになりました。
新暦では9月中旬から10月初旬頃の満月に近い時期が十五夜にあたるため、秋にお月見を楽しむようになりました。
2020年は「10月1日」が十五夜にあたります。
お供えもので秋を感じる
お月見の際にお団子やススキをお供えすることは広く知られていますよね。
お供えものをする理由は、月が鑑賞の対象だっただけでなく、信仰の対象とされていたためです。
お月見は収穫を感謝するお祭りとなり、収穫物をお月様にお供えするようになりました。
最近では木でお団子を模した飾りなど、手軽にお月見が楽しめるセットなども販売されていますが、本格的に準備をすることでより秋を感じて楽しめるのではないでしょうか?
“花より団子”な方はお月見よりもお供えのお団子などを食べる方が楽しみかもしれませんね!
おいしいお店のお団子を買ってくるのも良いですが、団子粉で簡単に作れるので子どもと一緒に家族みんなで作る準備の時間もお月見を彩ってくれます。
お団子以外にも季節のものをお供えすると良いそうなので、旬のフルーツやお花など秋を感じられるものをたくさん用意しておけば、いつもの景色を風情ある雰囲気にしてくれますよ♪
感謝を表すお月見で秋を感じよう
昔から「中秋の名月」と言われるほど綺麗に見えるこの時期のお月様。
いつでも高解像度の写真を見ることができる現代ですが、直接眺めることでまた違った表情を楽しむことができます。
また豊かになった現代でも、様々な収穫物があることに感謝することはとても大事なことだと思います。
豊かな時代だからこそ感謝をし、旬のものをお供えして実りの秋を実感しましょう。
爽やかな秋風と涼やかな虫の音で秋を感じながら、ゆったりお月見をしてみてはいかがでしょうか。