感情を揺さぶられる言葉に出会うこととは
私は毎朝かかさずコラムを読みます。
以前、経営者や地位のある人などは時間を作ってでも多くの本を読むと聞いたことがあります。
私も去年はひと月に一冊本を完読していました。
本を読むとハラハラしたり、ほっこりとした温かい気持ちになったり、いろんな気持ちになりますよね。
最近、コラムを読んで「あっ、私もそうかもしれない」と思うことがありました。
自分のことを言われているようでドキッとした少しの焦りを抱かせられるようなそんな言葉。
『吾唯足知』
この言葉は最近コラムを読んで知った言葉で『われただたるをしる』と読むそう。
『際限なく求めるのではなく、自分にとって必要なもの、必要な量を知る。そして現状で満足することを知る』こんな感じの意味だそう。
現状が満たされていることを知ること。それは案外難しいことのように感じます。
数回しか着ていない服があるにもかかわらずさらに服を買おうとすること、他人と比べるのではなく今の自分に何が必要なのかを冷静に考える事など、現状が満たされていることに自然と気が付ける人は実際には少ないのではないのでしょうか。
私はこの言葉を知ってからというもの、必要な物以外は一定期間買わないようにしようと決めて過ごしてみました。休日はだらだらしながら通販サイトなど何気なく見ては、あるといいかもと気軽に購入してしまいそうになり、物欲に逆らって買わないことの難しさをひしひしと感じています。
私は読んでうきうきして、気持ちが高揚するような言葉が好きです。
でも何度も読み返したくなるような自分自身の意識を変えられるような言葉も好き。
沢山の言葉を読んできた人はきっとたくさんの言葉で自分の感情が揺さぶられることを知っているのだと本を読むことで気が付きました。
だからこれからもいろんな感情との出会いを求めて、多くの本を読むのかもしれない。
感銘を受けた言葉に出会ってからというもの、私はこれから読むまだ見ぬ言葉との出会いが少しだけ楽しみになりました。
小説には主人公や話のストーリーに感情移入をして、物語に入り込みやすいですよね。
コラムではサクッと時間を気にせず自分を見つめ直すことのできる時間にもなるのではないでしょうか。