第1回 秋を味わうレシピ~秋野菜の揚げびたし~
昼間の猛暑もだんだんとやわらいでくる秋の入り口。
夜になると秋の風を少しずつ感じられる時期になろうとしています。
風を感じながら秋の夜長の晩酌なんていかがでしょうか?
秋といえば「食欲の秋」とも言われるほど、美味しい食材が豊富な季節。
そこで皆さんに食べて欲しい秋野菜を使った栄養たっぷりのおつまみレシピを紹介します。
野菜ソムリエなどたくさんの資格を持ちながら料理研究家として活躍されている坂本薫さんがご家庭でも簡単に作れるおつまみレシピを教えて下さいました!
大分県に11人しかいないオーガニックサポーターにも任命され、料理教室なども主催されています。
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秋の夜長の晩酌のおともに…
秋野菜の揚げびたし
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材料(3~4人前)
・さつまいも…1本
・なす…2本
・かぼちゃ…1/2個
・甘長唐辛子…6本
・山芋…1/2本
・椎茸…5枚
※具材の量はお好みで調節してください。
〇漬けタレ〇
(A) めんつゆ…300ml
(A) 玉ねぎ…1/2個
(A) 白ネギ…1/2本
(A) にんにく…1片
(A) 生姜…1片
(A) カボス…1個
(A) 白ごま…お好みの量
(A) 赤唐辛子…1本
(A) はちみつ…少々
・太白ごま油(揚げ野菜用)
・みょうが…3本
・大葉…5枚
・糸唐辛子…少々
作り方
①さつまいもを乱切りにしてラップをしたら電子レンジで600Wで3分加熱する。
②なすはヘタを取り、切込みを両面にいれて輪切りにして水にさらす。
〇坂本さんよりワンポイント〇
なすの皮に含まれる『ナスニン』にはアントシアニン系色素のポリフェノールが多く含まれていて、強い抗酸化力があるので血液をさらさらにしてくれます。
眼精疲労などが気になっている人には積極的に摂ってほしい栄養分です。
そして、秋になると夏の疲れから胃が弱ってくるので油が不足してきます。油は細胞の原料になり新陳代謝を促します。
なすは油との相性がとても良く油で揚げると両方の栄養素が取れて一石二鳥になるという仕組みです。
油には悪いイメージがありますが、油と相性がいい食材と組み合わせることで栄養がアップします♩
③かぼちゃは薄くスライス、甘長唐辛子はヘタを取り1ヵ所切り口を入れる
④山芋は皮をむいて食べやすい大きさに切り、椎茸は軸を取り半分に切る。
⑤(A)めんつゆの中に、みじん切りにした玉ねぎと白ネギ、すりおろしにんにく、すりおろし生姜、薄くスライスしたカボス、白ごま、半分に折った赤唐辛子、はちみつを入れて漬け込む。
〇ポイント〇
砂糖ではなくはちみつにすることで体の免疫力がアップします。
また砂糖だと大さじ3杯のところ、はちみつは大さじ1杯ですむのではちみつの方がおすすめです♩
⑥さつまいもとなすは水気をしっかり取る。
水気を取ったら野菜を1種類ずつ170℃に熱した油でどんどん揚げて、すぐに(A)に漬け込む
〇ポイント〇
硬いものから揚げていく!
かぼちゃ⇒椎茸⇒山芋⇒さつまいも⇒甘長唐辛子⇒なすの順
⑦仕上げにみじん切りにしたみょうがと大葉と糸唐辛子を散らせば完成。
いかがでしょうか?
坂本さんは「冷蔵庫でキンキンに冷やして食べるのもおすすめです♩」とも仰っていました。
この揚げびたしに漬けている野菜は全て秋野菜で、秋野菜には内臓や粘膜を休める効果があります。
野菜の彩りも綺麗なものが多いので、味以外にも目で楽しむことができます!
秋野菜がゴロゴロ入っていてお芋類はホクホク、なすは油で揚げてジューシーになっており栄養たっぷりな1品です♩
お酒のお供があると秋の夜長の晩酌も楽しくなりそうですね。
ぜひ試してみてください☆
▼△▼△▼プロフィール紹介▼△▼△▼
坂本 薫さん
料理研究家/『Kaorucooking』主宰/デコ巻きマイスター/薬膳コーディネーター/フルーツ発酵ショコラクリエーター/企業アドバイザー/スパイスコーディネーター/オーガニックサポーター/レシピ執筆
〇活動について〇
坂本さんは大分県内に11人しかいない『オーガニックサポーター』に任命されており、大分県の有機農業・有機農産物の認知を広める活動をSNS等を通じてされています。
また、たくさんの資格をお持ちで薬膳料理をはじめご自宅で取り入れやすい、いろいろな種類の料理を料理教室で作られています。
テレビにもレシピの提案などで出演されたことがあり、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
SNSでは料理教室の宣伝やおいしそうな料理の写真などもアップされているので、ぜひチェックしてみてください!