豆から炊くこだわりの麦茶
昔から多くの人に愛されている麦茶。夏といえば麦茶をよく飲む、という方も多いと思います。
綺麗な琥珀色の麦茶が氷と一緒にグラスに注がれ“カラン”と音を立てる…
夏の風物詩とも言える、誰にでも想像できる涼しげな光景が目に浮かびます。
最近ではペットボトルで既製品も販売されていて、季節を問わず気軽に購入することができます。
麦茶を飲む方の中で一番多く利用されているのは、パックを使って水出しや煮出しをする麦茶ではないでしょうか?
手軽に短時間でおいしい麦茶を作ることができるためとても便利ですよね。
しかし、より芳醇な香りと深い味わいが楽しめる、豆から炊く麦茶があるのをご存じですか?
コーヒーのように豆からこだわり少しの手間をかけるだけで、いつもの麦茶をさらにおいしく楽しむことができます!
今回はそんな麦茶の特徴、豆から炊く麦茶の作り方やパックなどとの違いについてご紹介いたします♪
麦茶は天然の機能性飲料
麦茶は人工的な保存料や甘味料などが一切加えられていない、本物の天然飲料です。カフェインなどの刺激が強い物質も含まれていないため、小さなお子様からご高齢の方まで安心して飲むことが出来ます。
また最近では、胃の粘膜を保護したり血液をサラサラにしてくれるなど様々な健康効果も科学的に立証されています!まさに麦茶は天然の機能性飲料と言えますね。
パックと丸粒の麦茶の違いは?
スーパーなどでよく見かける水出しや煮出しのパックと丸粒の麦茶の違いとはどういったところでしょうか?
麦茶パックの中には大麦の粒が砕かれたものが入っているため、短時間あるいは水出しであっても簡単に麦茶を作ることができます。手軽においしい麦茶を作れることがパックの一番のメリットです。
しかし、粒を砕いたものを使用するため、長時間煮出したりすると苦みや濁りが出やすくなります。
一方、丸粒の麦茶は豆から煮出すため水出しはできませんし、煮出した後も豆をこしたりと少し手間がかかります。
だけどその分よりおいしく、香り高い麦茶を味わうことができるのが何よりのメリットです。
また、豆を砕かずに煮出すことで苦みを抑え、濁りのない澄んだ色のキレイな麦茶を作ることができます。
豆から炊く麦茶の作り方
丸粒を使った麦茶を作るのは手間がかかる…とはいえ、難しいわけではありません。
お鍋でも簡単に作ることができますので、ぜひ一度チャレンジしてみてください♪
※豆の種類などによって多少作り方が異なる場合がございます。
ご紹介する作り方はあくまで参考としていただき、包装などに記載の作り方をよくご確認ください。
<材料>
・水…1.5L
・お好みの丸粒麦茶豆…約30g(コップ1杯分程度)
①やかん(またはお鍋)に1.5Lのお湯を沸かし、沸騰したお湯の中に丸粒麦茶豆を入れ、約5~10分そのまま煮立てます。
②ビールくらいの色になった時が、香り高い飲み頃の麦茶の出来上がりサインです。
④粗熱をとり、布巾や茶こしでこしながら容器に移し、冷蔵庫で冷ましたら完成です!
麦茶のいろいろな楽しみ方
<そのままホットで飲む>
炊き立てのあったかい麦茶は、香りも高くアイスで飲むのとはまた違ったおいしさを楽しめます。
また、夏場であっても冷房の効いた部屋で過ごしていると気付かないうちに体は冷えていることも多くあるため、ホットを飲むことで体の内側から温めることができますよ。
<定番のひんやりアイスで飲む>
やはり麦茶といえば冷やしたうえに氷を入れて飲むひんやりとしたアイスが定番ですよね!
氷も麦茶で作っておけば、溶けても薄まることなく最後までおいしい麦茶を味わえますよ★
<牛乳で作る麦茶オレ>
意外な組み合わせ!と思うかもしれませんが、コーヒーと同じで麦茶も焙煎された豆を使用するため、実はミルクとの相性は抜群。
麦茶とミルクを1:1で混ぜるだけのお手軽なレシピなのでぜひ試してみてください♪
<よりさっぱり!レモン麦茶>
暑さでさっぱりしたものが飲みたくなる夏場におすすめなのが、レモン果汁を加えたレモン麦茶です。
もともとさっぱりした味の麦茶にレモンを加えることで、よりさっぱりと爽やかな味になりますよ!
市販のレモン果汁でもおいしいですが、生のレモンを使えば見た目も涼しげで目でも楽しめます♪
まとめ
昔から広く愛されてきた麦茶。
誰でも手軽に楽しめるようになった今だからこそ、手間をかけて煮出した麦茶の味わいを知ることができます。
蝉の声を聞きながら夏の風を感じ、そこに豆から炊いた麦茶の豊かな香りと氷の優しい音色がプラスされれば、それだけでなんでもない夏の1日が特別な時間になります。
あなただけのお気に入りの麦茶豆を見つけて、夏の思い出にひと手間加えてみてくださいね。