変わりゆくあたり前
私の会社では朝礼で毎日1人一言、話をする機会があります。
この前ある社員が、『今のあたりまえは未来のあたりまえではなくなるかもしれないし、今あたりまえでないことが未来では当たり前になるのかもしれないし、変化を受け入れていかなければならない』と言っていました。
その一言を聞いて、私が最近読んだ本の中でも似たようなことが書いてあったのを思い出しました。
それは『チーズはどこへ消えた』という、2匹のネズミが出てくるとっても有名な本。
本を読んでいく中で内容にハッとして、読みながら考えさせられるような本だったので記憶に残っていたのかもしれません。
本の内容はざっくりと3つ
・物事は必ず変化するということを知ること
・自分のまわりに常に注意を払うこと
・変化は悪いことではなく、自分の考え方や捉え方次第で善にも悪にもなること
変化を恐れて現実を受け止められなかったり、まわりの変化に気が付こうとしない姿勢が自分にとってマイナスになっていることや、変化した現実を受け入れられずに変化は悪いことだと決めつけてしまうことが自分を苦しめていることに気が付けない。
今の現状に満足して変化してしまったことを信じられない者よりも、現状に満足せずに常にまわりの変化に注意を払って行動を起こした者とでは、長い人生で見るときっと大きく違ってきますよね。
少し前まではスーパーであたり前にもらっていたビニール袋も今はコンビニでさえお金を払って買う時代。
レジで「袋、いりますか?」と聞かれることにも違和感がなくなってきましたよね。
今ではエコバックを持ち歩くことも当たり前で、前なら違和感しかなかった事でも今では自然なこと。
いろんなデザインのエコバックがいたるところで販売されているのも当たり前の光景になっています。
いつまで今のあたり前があたり前であり続けるのか。
変化の速い今の時代に、あたり前があたり前でなくなるのはあっという間の出来事なのかもしれません。その時、自分はうまく変化を受け入れることができるのだろうか。
変化を恐れないこと、環境の変化に常に注意を払っておくこと、それが今の私たちには必要なのかもしれません。